『営業マンの独り言』Nо.77
I Fall Love Easily (Ja爺)
邦題が「惚れっぽいわたし」
今までどうしてもものにならなかった、アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー。
邦題からして女性の歌もの (確かに最初はそう思っておりました) かと思いきや
かのフランク・シナトラが映画「錨をあげて」の中で歌ってヒットしたスタンダードナンバー(ショール・スタイン作曲、サミー・カーン作詞/シナトラがこの新人使わないんなら映画に出ないと言ったとか…)。
一応、いろんな演者の音源を聴いてはきましたが、どうしても口ずさめない…。
ところが、何気に車の中でかけたCDから「わかる、わかる、旋律が入ってくる。
それが1996年の「The Art Of The Trio VOL.1」
(今までこねくりまわした演奏しか聴いてこなかったのか)
ピアノはもちのブラッド・メルドー、ベースにラリー・グラナディア、ドラムはホルヘ・ロッシの黄金トリオ。
音数少なめで、一音一音に気持ちをのせてしっとりと女性が歌っている様なイメージ。
(この人、ほかの盤でも同じ曲を歌ってます。)
聴かなくなった演奏を何年かしてふと聴くと、当時うけた印象とはちがう感じで曲がすりよってきて… 手放せなくなる。
まさに I Fall Love Easily。