『営業マンの独り言』No.54
帝王ふたたび (Ja爺)
1940年代のバップ期より活動を始めた、jazz界の大物 マイルス・デイビス
(Jazzに興味がない方でも知っている…)。
若いころに「バース・オブ・クール」「ウォーキン」「バグル・グルーブ」「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」「カインド・オブ・ブルー」等々、買いあさり、一通り聴いて、知った気分で、ハイそのまんま(ありがちじゃないかと)…
そんな中でもCDで持っているせいか、今でもたまに聞くのが暗~いジャケットの「フォア&モア」(1964年)。
かの村上春樹氏のエッセイの中でも「もとの自分にもどれない失われた一日」に聞いた音楽として記されておりました。
抑制のきいたマイルスの演奏の中でも、とりわけアグレッシブなアルバム。
若きトニー・ウィリアムスとロン・カーターの高速リズムにあおられ、いつもは静的な印象のマイルスが疾走しまくり、ジョージ・コールマンも見事にはまっている。
(ノーギャラだったため、怒りで緊張感が生まれたらしい)
しまいっぱなしのマイルスの他のレコード。
ひっぱり出して聞き直してみるか…。
レコード針、取りかえなくっちゃ…。